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京都タワーの地下、かっこよいリノベ。

京都に仕事にいってまして。いやはや外国人が多い。

 

 

京都駅を降りて歩いても、大丸とか並んでる四条通を歩いても、

聞こえてくるのは、本当に外国人の声ばかり。

 

 

日本人もいるんだけど、すごく少ない。

90%くらいは外国人なんじゃないだろうか.

そう思えるインバウンドが凄い。

 

そんな折、あの京都タワーの地下が大規模リノベーションしたと聞きました。

 

京都タワーの設計は山田守先生

没後50年で自邸公開! 建築家、山田守とは誰か。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

この京都タワー。設計したのは山田守先生。「日本武道館を設計した人。」として有名です。

僕が通っていた神奈川県にある東海大学工学部は、山田先生が初代学部長でして、大学のキャンパス全体の設計や、象徴的となる講堂なども山田建築でした。

 

大学構内にある一号館は、山田守設計です。なんだかちょっと似てますよね。こちらGoogleマップのURLです。ぐるり見てみてください。

 

 

 

京都タワーって「京都の景観を損なっている!」と悪評価も多く集まる建築ですが、僕にとってはなんだかシンパシーを感じてしまう存在なのです。

(京都タワー論争については、こちらの方の記事が大変よくまとまっています。「最も京都らしくない京都名物」

 

 

さて、そんな京都タワーがリノベーション。これは興味あるぞと、ちょっと足を運んでみました。

 

今の京都タワー こんな感じ

忍者!侍!芸者!歌舞伎!という「THE KYOTO」というより、ポップカルチャー感が強くでて、雑多な感じがあり、僕的には、「これも京都っぽい!」と感じました。こういう切り口で京都を表現するのって、中々面白いですね。流石だなと思いました。

 

 

昔の京都タワーといえば、こんな雰囲気でした。随分チェンジしましたね。建物が蘇ったような気がして、「建築って面白い仕事やな」と改めて感じます。

 

 

https://www.kyoto-tower-sando.jp/foodhall

こちら、京都タワーサンドの地下は「フードホール」という名前です。いわゆるフードコートとは仕上がりが違ってます。ネオンサインがあったり、コンクリートで無造作に仕上げた内装やアートがあったりで、ブレードランナー2049を彷彿させる「サイバーパンク」なスタイルになっています。

 

正直、めっちゃ好き。

 

 

 

京都タワー炎上から見る日本の建築

そもそも、1964年に竣工した当時から、「まるでウルトラマン、空想科学の世界」だとか、千年の古都のイメージから真逆の存在であったのが京都タワー。

 

実際、京都には焼肉や粉モン文化もあり、アートやアニメもあり、重厚な歴史をあえてイジってくるポップなカウンターカルチャーがある。「THE KYOTO」だけじゃない。

 

当時は国民から大批判の向かい風を浴び続けた建築でしたが、山田守さんは「パリのエッフェル塔も建築当初は歓迎されず炎上した。20年40年後を見よ」と語ったそうです。強い姿勢ですね。

 

最近はどうでしょうか。世論の反対というやつで、ビジョンもない政治家も増えています。これからの時代を作る私達日本人は、多少の反対をもらったぐらいで、しょんぼりすんじゃなく、堂々と夢や志を語っていかなければと思います。

 

 

京都タワー。あまり行くこと無いかと思いますが、ランチに迷ったら、ちょっと足を伸ばしてみてください。結構おもろいですよ。

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