歴史を活かしたまちづくりとは。
皆様こんにちわ。代表の伊藤です。
今回は先月ぼくが参加してきた地域のフォーラムについてブログにします。
僕は青年会議所時代から、地域のまちづくりについて勉強させてもらいました。今回開催がありました「近世城下町ふるさとまつり」は、その時から参加させてもらってまして、今年で7年目を数える会議です。歴史を活かしたシティプロモーションについて様々な知見を交流させて、今後のヒントを得ようという趣旨のもと、毎年盛りだくさんの企画を盛り込み開催されてます。
今回は福知山市と長浜市の交流を企画
今回は福知山市から商工会議所青年部の直前会長、青年会議所の理事長を長浜にお招きして、長浜市のYEGとJCとのパネルディスカッションを実施。僕はコーディネーターとして参加させてもらいました。初めての体験でしたが、こういう機会をいただけると歴史のことや諸々を勉強することができます。大変ありがたいことです。
どちらかいうと知らない人と話したり、勉強したりするのが僕は好きなタイプで。結構楽しませていただきました。
トークテーマは「大河ドラマ」について
福知山市は京都市内から電車で1時間。大阪市内までも車で1時間、そして北部日本海とも車で1時間という好立地な場所です。人口は79,000人ほど。長浜市のスペックとよく似た街だなという印象です。そこで、大河ドラマ「麒麟が来る」の舞台となって、街を上げてのまちおこしをされてます。それについて意見交換をさせてもらいました。
福知山では、明智光秀の大河ドラマを実現するため、地元の有志たちで誘致活動などに尽力してきた経緯があるそうです。また長浜城と同じく、福知山城の再建について地元で声をあげて寄付を募ったりと、素晴らしい挑戦をされてきたという話をお聞きしました。
今回の大河ドラマ実現で、福知山では市民みんなが明智光秀を愛するようになったと聞きました。こういう街の人がアイデンティティ(誇らしい気持ちになるもの)を持つ事って、とっても大事だなと改めて感じました。歴史をつかって観光客を集めること、それも大事だけど、地元の人向けにも大きな変化があるんだなと思います。
「選択と集中」と同時に「行動」が重要。
長浜では大河ドラマは過去4回ありました。当然歴史の街として数々の史跡も残ってますが、そこに集中して目立って資本が投下されることはあまりありません。黒壁などの観光資源もありますが、歴史のシティプロモーションは最終的にどういう方向を目指すべきなんだろうかと、今回いろいろ考えさせられました。
長浜って場所は、京都にも北陸にも中京エリアにも近い立地の良さがあります。若い人に聞くと週末は滋賀県じゃなくて県外に行く人が多くて、あちらこちらに足を運びやすい便利なところがあります。逆をいえば、あちらこちらから、長浜にアクセスしてもらえるという武器もあるわけです。
他の街にすでにあるイオンモールや、アウトレットモール、映画館などを作ることは、住んでいる人のためにはなりますが、よそから集客するっていう効果は生みません。他の街にない、滋賀ならでは、琵琶湖ならでは、長浜ならでは。それを作れれば、その多方面から人がどっと集まるんじゃないか。
僕は以前から、街づくりの方向性をシェアして整理。ジェック・ウェルチじゃないですが、「選択と集中」、すなわち戦略立案に頭が傾きがちでした。しかし、今回のことで、小さくとも良いので、何か実現させてしまう!という方が大事だなと感じました。まず一歩の行動が大事だなと。
福知山市の中では若い人が商店街の空き家を使ってお店を新しくしたり、商店街の再建をされてるそうです。こういう話を聞き大変刺激をいただきました。