くら寿司の勢いは日本だけでなくアメリカでもスゴイ。
当社は建設請負がメインの事業ですが、グループ企業の不動産会社(滋賀不動産)を通じて、ディベロッパー事業も展開しています。店舗開発の中でも、地方都市ではロードサイド型出店がメインとなります。ロードサイド型とは車の動線を主に立地をすることです。都心部では駅前開発が大型開発事例で見れますね
アメリカで人気の日本食
近年ロードサイド型で大変元気な業態は、コンビニ系、ドラッグストア系、そして回転寿司系です。僕たちの営業チャンネルでも様々問い合わせを頂いてるところです。本題ですが。その回転寿司系の雄である「くら寿司」さんの勢いが素晴らしい。
日本全国で422店舗を有する回転寿司チェーン、くら寿司はアメリカにも進出しており、現在22店舗を経営しています。米国では「クラ・スシUSA」という企業名です。カリフォルニア・テキサス・ジョージア・イリノイ・ネバダの5つの州に出店してます。テキサス州、特にダラスは100人あたりのレストラン数がニューヨークよりも多くて、実は外食のメッカになってます。
アメリカでIPOするクラスシ
その「クラ・スシUSA」アメリカで本日8月1日、クラ・スシUSAがIPO(株式上場)されます。店舗数が22というアメリカ国内では小規模チェーン。しかも外国のものが上場するってことで、注目を浴びているそうです。
上のグラフのAUVというのは、一店舗あたりの年間売上高です。単位が千ドルですから、くら寿司の年間売上はだいたい3.5ミリオンドル(3.8億円)くらい。これはカナリ高いほうだと言えます。
今後は300店舗を展開する戦略
日本食はブームという現象を通り越して、外食スタンダードになっているようです。ラーメン・スシに限らず、酒類や食器類や調理器具を含めて、日本の包括的な料理文化に全般的に評価が高まっています。IPOのロードショーでは、「300店舗を目指す!」とCEOは発表したそうですが、客観的にみても150店舗は楽勝だろうという見込みのようです。それほど、日本の外食産業のクオリティ(味・価格・サービス・エンタメ)は高いということでしょう。
CEOとなる姥一(uba hajime)氏は1977年関西大学出身。年齢も僕と一つ違いで大変刺激を受けます。
英語は今後もっとも基本的なリテラシーになる
今回の件でも感じましたが、英語ができるということで、大きな差がでると感じました。あるビジネスマンと会話した際に教えてもらったことですが、「能力と能力を掛け算していくと競合が減る」という理論があるそうです。例えば材光だと「建築」×「不動産」という掛け算で新しいビジネスを構築できているわけですね。
くら寿司さんだと、「スシ」×「チェーン」×「英語」となって、海外マーケットで展開できる力が得られる。こういうふうに能力の最後の掛け算に「英語」が登場すると、仕事の範囲は大きく拡大するし、得られる情報量も大きく変わる。これからの時代は特に不可欠な能力になると感じます。
ということで、今日はこんな本を読んでみます。ホリエモンについては好き嫌い分かれますが、行動力と事実をしっかり観る力があるので、僕は好きです。